軽視されがちな睡眠

アナタの睡眠時間は十分ですか?
OECDが2011年に行った国際比較調査では、日本人の睡眠時間はOECD加盟国の中で最低でした。
日本人は皆、睡眠不足なんです。

不眠に関する意識調査

医療品の開発や健康に関する調査を実施している民間企業-MSD株式会社の行った「不眠に関する意識と実態調査」によると、以下のような結果が見られたそうです。

  • 日本人の成人3人に1人は「寝付きが悪い」、「睡眠中に中途覚醒する」、「朝早くに目が覚めてしまう」などの不眠症状を感じている
  • 調査対象者の約4割に不眠症の疑いがあった(国際基準「アテネ不眠尺度により」)
  • 不眠症の疑いがある人は日中のパフォーマンスが3割以上ダウンしている
  • 不眠症の疑いがある人の約6割は、「不眠症の自覚なし」
  • 不眠症の自覚がある人の約7割が医師の診断を受けていない
  • 不眠症の疑いがある人は就寝前に不安や緊張を感じる割合がそうでない人の4倍
参照:『不眠に関する意識と実態調査を実施

睡眠を軽視する傾向か

調査結果から推測できるのは以下のような点です。
・睡眠や睡眠の重要性に対する興味の薄さ
睡眠不足による悪影響を軽視している
不眠症の怖さを知らない
・自覚しているがブラック企業で働いている(直ちに医師へ相談してください)

また、調査結果の中で不眠症の疑いがあるのに6割の人が自覚症状がなく、さらに不眠症を自覚していても7割もの人が医師の受診をしないという結果には驚くばかりです。

確かに日本人は忙しく過ごす人が多く、学校でも会社でも、家庭でさえも時間に追われています。
そうした中で削りやすいのが睡眠時間なのかもしれません。

しかし、長期的な睡眠不足の影響や、いざ不眠症に陥ったときの心身への影響は計り知れません。
睡眠が不足すると、肌の再生や傷の修復を行う成長ホルモンが分泌されにくくなります。
つまり、肌にシミやシワができやすくなったり、皮膚がたるみ、睡眠不足は美容やダイエットにも大敵です。

怪我をしても傷は治りにくくなります。

また、睡眠の重要性を語る上で欠かせないのが、ストレスの解消効果です。
「寝たら忘れた」
とよく言うように睡眠をとることで、大きなストレス解消効果を得ることが出来ますが、睡眠が不足することでストレスが溜まりやすくなります。

ストレスは、交感神経系の興奮を生み、寝付きが悪くなったり、やがて精神を蝕んでうつ病などの精神疾患にも繋がるほか、肥満や糖尿病、心疾患・脳疾患など様々な生活習慣病の原因にもなります。

さらに、ストレスを受けると体内で活性酸素が大量に発生し、老化の促進にも繋がり、老けやすくなったり疲れやすくなります。
こうしたことが、睡眠が不足するだけで起こりえるのです。

必要な睡眠時間は人によって異なりますが、睡眠不足を感じている人は、是非生活習慣を改善しましょう。ストレスや不眠症の自覚がある人は、問題を先延ばししたり軽視せず、医師へ相談してください。



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