眠れない原因

眠りたいのに中々眠れない。
焦れば焦るほど、イライラして余計に寝付けない。
そんな経験をしたことがあるでしょうか。

眠れない理由には様々な原因があります。
眠りの質に何らかの不満を持つ人は、自身の生活習慣に以下に挙げるようなことが含まれていないか、チェックしてみてください。

心身の興奮

激しい運動や、気持ちの昂ぶるような音楽を聞いたり、熱い風呂に入ったり、心身が興奮した状態では眠りにつきにくくなります。
こうした、心身が興奮するような刺激は就寝の2時間から3時間前位までに終えるようにしましょう。

ストレス

会社での人間関係やトラブル、仕事の失敗に悔やむ気持ち、失恋、受験への不安など、様々なストレス要因が、脳を興奮させて眠りを邪魔します。
また、時には「眠れない」という事や、「早く眠らなければ」という焦り自体が、自分自身へのストレスとして押しかかってきます。

こうしたストレスは瞬間的に取り除くことが難しいので、ストレスを溜め込まないことや、緩和させるために日頃から対策する手法が有効です。

気温・湿度

室内の気温や室温は、季節のある日本では、季節ごとに適温が異なりますが、高すぎても低すぎても、眠りを阻害する原因になります。

一晩の安眠の秘訣は、「室温を一定に保ち続ける事」にあります。
人間は温度変化に思った以上に敏感で、寝苦しさを感じたり、中途覚醒する原因にもなります。
そのため、室温の管理は、窓の開け閉めなどで調整するよりも、エアコンやストーブなどの電子機器が確実です。
電気代が気になる場合は省エネ商品への買い替えなどをご検討ください。

エアコンを使用する場合は適温に設定し、タイマーを使わずに朝まで使い続けると良いです。
尚、エアコンの風が直接体にあたらないように注意してください。

春の適度な室温:20度~23度くらい
春の適度な湿度:50%程度

夏の適度な室温:25度~28度くらい
夏の適度な湿度:50%程度
※湿度が上がりやすい季節なので、エアコンと扇風機の併用もお勧めです。

秋の適度な室温:20度~23度くらい
秋の適度な湿度:50%程度
※季節の変わり目なので、寒暖差には注意しましょう。

冬の適度な室温:16度~19度くらい
冬の適度な湿度:50%程度
※室温が寒すぎると血管に負担がかかるため、脳卒中や心筋梗塞のリスクを増します。

音・光

人の耳は睡眠中でも無意識のうちに音を感じています。
睡眠中の不快な音は眠りを妨げる要因になりますし、睡眠前の激しい音楽などの音は、脳を興奮させて覚醒させてしまいます。(興奮するジャンルは人による)

また、光も脳を覚醒させる要因です。
昔は月や星の光ぐらいしか夜の光源は無く、それこそ真っ暗闇でした。
日中に活動する人類の場合、「真っ暗=寝る時」と脳が認識しており、暗くなれば自然と眠くなりますが、テレビやパソコン、スマートフォンや携帯ゲーム機などから発せられるブルーライトという強い光は、この脳の認識を狂わせる要因になります。

食事

眠る直前に食事をすると、胃が消化不良を起こす可能性や、逆流性食道炎を引き起こす場合もありますので、お勧め出来ません。
また、カレーライスに含まれるスパイスや、唐辛子などの刺激のある食材、覚醒作用のあるカフェインを含んだ食材などもも睡眠を妨げる要因になります。

特にカフェインの覚醒効果は思いの外長いため、夕方以降は服用しないほうが良いです。

生活リズムの乱れ

人の睡眠リズムは、生活リズムに基づいて作られます。
従って、生活リズムが乱れると、睡眠リズムも徐々に乱れていきます。
また、生活リズムの乱れは、睡眠だけでなく、自律神経の働き、ホルモンの分泌などが乱れる可能性があるほか、ストレスが溜まりやすくなって、うつ病や不眠症を発症させる可能性を高めてしまいます。

アルコール

晩酌を楽しみにする人は多いと思いますし、お酒を飲むと寝付きが良くなると思われがちですが、実は、アルコールは睡眠の質を悪くしてしまいます。
また、アルコールを飲み続けると、アルコールに耐性がつき、少量では眠れなくなってしまい、次第に量が増えていき、最後にはアルコール依存症に陥る危険性まであります。


今回取り上げた以外にも、眠りを妨げる要因は様々なものがあります。
日本人の中で、眠りに何らかの問題を感じている人は5人に1人もいるとされており、平均睡眠時間は先進国の中で軒並み最下位です。
国民全体が睡眠不足であると言っても過言ではありません。

貴重な睡眠時間をムダにしないためにも、眠りの質を向上させて、快眠を手に入れられるように過ごしましょう。

また、眠りたいのに眠れない状態が1週間以上続く場合や、日中に激しい眠気を感じる場合など、知らず知らずのうちに不眠症等の睡眠障害やうつ病などの精神疾患に罹っている可能性もあるため、継続する異常を感じたら、お早めにお近くの心療内科などをお訪ねください。



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