日本人の睡眠に関する統計データ

総務省統計局が5年毎に実施している社会生活基本調査のうち、日本人の睡眠に関するいくつかの統計データを抜粋するとともに、その他厚生労働省、OECDなどの調査データから、都道府県別、年齢別、男女別などの、日本人の睡眠に関するデータを紹介します。

都道府県別の睡眠データ

以下のデータの参照元:総務省統計局ホームページ

都道府県別の平均起床時間
都道府県 平均起床時刻
全国平均 6:37
1位: 青森県 6:19
2位: 岩手県 6:22
2位: 新潟県 6:22
2位: 島根県 6:22
5位: 秋田県 6:23
43位: 福岡県 6:44
44位: 神奈川県 6:45
45位: 大阪府 6:49
46位: 京都府 6:51
47位: 東京都 6:52

起床時間が最も早いのは青森県で、最も遅いのは東京都。
その差は33分。
都市部ほど起床時間が遅く、東北地方や日本海に面する地方(北陸、山陰地方)では起床時間が早くなる傾向があります。


都道府県別の平均就寝時間
都道府県 平均就寝時刻
全国平均 23:15
1位: 青森県 22:35
1位: 秋田県 22:35
3位: 山形県 22:43
4位: 岩手県 22:45
5位: 福島県 22:47
43位: 京都府 23:25
44位: 福岡県 23:26
45位: 大阪府 23:32
46位: 神奈川県 23:36
47位: 東京都 23:41

就寝時間は青森県と秋田県が最も早く、最も遅いのは東京都。
その差は1時間6分。
概ね起床時間と同じような傾向が見られます。
東北地方や日本海側が早いということで、起床・就寝時間の地方差は都市部と地方という違い以外にも、日照時間の影響もあるでしょうか。


都道府県別の平均睡眠時間
都道府県 平均睡眠時間
全国平均 7時間31分
1位: 秋田県 7時間56分
2位: 青森県 7時間54分
2位: 高知県 7時間54分
4位: 山形県 7時間50分
5位: 福島県 7時間48分
43位: 埼玉県 7時間22分
44位: 千葉県 7時間21分
44位: 兵庫県 7時間21分
44位: 奈良県 7時間21分
47位: 神奈川県 7時間18分

平均睡眠時間が最も長いのが秋田県、最も短いのが神奈川県。
地方によって1日平均28分という大きな差があります。
都道府県別の起床時間、就寝時間、睡眠時間で、ともに共通する傾向として、大都市部や人口が密集した地域ほど起床時間が遅く、就寝時間も短く(遅寝遅起き)、睡眠時間も短くなる傾向にあり、地方になるほど早寝早起きで睡眠時間も長くなる傾向がみられます。

ところで、2014年の中学生の全国学力テストの結果を見ると、第一位が秋田県です。(秋田県は毎年成績上位の常連です。)
その他の上位にも東北、北陸地方の、比較的睡眠時間の長い都道府県が名を連ねています。
しっかりと睡眠をとることが記憶や学習に影響を与えた結果とも言えるかもしれません。

参考:『睡眠の効果と重要性

年齢別の睡眠データ

年齢別の平均睡眠時間
年齢 総合 男性 女性
全年齢平均 7時間42分 7時間49分 7時間36分
10~14歳 8時間35分 8時間40分 8時間30分
15~19歳 7時間42分 7時間46分 7時間37分
20~24歳 7時間56分 7時間56分 7時間55分
25~29歳 7時間43分 7時間43分 7時間44分
30~34歳 7時間37分 7時間39分 7時間34分
35~39歳 7時間23分 7時間24分 7時間22分
40~44歳 7時間12分 7時間22分 7時間03分
45~49歳 7時間03分 7時間18分 6時間48分
50~54歳 7時間06分 7時間21分 6時間51分
55~59歳 7時間14分 7時間27分 7時間01分
60~64歳 7時間31分 7時間44分 7時間18分
65~69歳 7時間48分 8時間03分 7時間33分
70~74歳 8時間01分 8時間13分 7時間50分
75~79歳 8時間22分 8時間35分 8時間13分
80~84歳 8時間48分 9時間02分 8時間39分
85歳以上 9時間40分 9時間40分 9時間39分

平成23年の日本人の平均睡眠時間は全年齢で7時間42分。
男性では7時間49分、女性では7時間36分と、男性のほうが女性よりも平均睡眠時間が13分長い。
年齢別の睡眠時間を見ると、男女ともに45歳~49歳が最も短くなっています。

働き盛りの年代で、社会的な地位も管理以上の割合が増える世代で、特に睡眠時間が短くなる傾向があるようです。

一方で、40代後半をピークに睡眠時間は増加し、加齢とともに増えて85歳以上では9時間40分に達しますが、高齢になるにつれて、睡眠が浅くなり、中途覚醒も増えるため、年齢とともに睡眠の質は低下してしまいます。
睡眠時間が長いからと言って、油断は禁物で、高齢者になるにつれて、睡眠障害が多くなる傾向があります。
また、昼寝の時間が増える点も高齢者の睡眠時間が長くなる要因の一つとして考えられます。

注意しなくてはならないのは、この表の平均睡眠時間は、各年齢ごとの必要睡眠時間ではありません。
日本人の平均睡眠時間は、年々減少傾向にあり、どちらかと言うと必要と言われる睡眠時間から、各年齢・年代とも不足傾向にあります。
睡眠不足は様々な影響を及ぼしますので、質の良い睡眠時間を多く取れるように努力する必要があります。
参考:
年齢・年代別の必要睡眠時間の目安
睡眠不足の影響

国別の睡眠時間比較データ

OECD加盟各国の睡眠時間
対象年度 男性 女性
オーストラリア 2006 8時間 32分 8時間 34分
オーストリア 2008-09 8時間 25分 8時間 33分
ベルギー 2005 8時間 14分 8時間 33分
カナダ 2010 8時間 13分 8時間 26分
デンマーク 2001 7時間 59分 8時間 16分
エストニア 1999-2000 8時間 24分 8時間 23分
フィンランド 2009-10 8時間 27分 8時間 34分
フランス 2009 8時間 25分 8時間 32分
ドイツ 2001-02 8時間 8分 8時間 16分
アイルランド 2005 8時間 7分 8時間 25分
イタリア 2008 8時間 14分 8時間 19分
日本 2011 7時間 52分 7時間 36分
韓国 2009 7時間 41分 7時間 42分
メキシコ 2009 8時間 15分 8時間 8分
オランダ 2005-06 8時間 17分 8時間 35分
ニュージーランド 2009-10 8時間 42分 8時間 49分
ノルウェー 2010 7時間 40分 8時間 12分
ポーランド 2003-04 8時間 22分 8時間 30分
ポルトガル 1999 8時間 23分 8時間 27分
スロベニア 2000-01 8時間 21分 8時間 24分
スペイン 2009-10 8時間 30分 8時間 34分
スウェーデン 2010 8時間 23分 9時間 3分
トルコ 2006 8時間 24分 8時間 31分
イギリス 2005 7時間 55分 8時間 11分
アメリカ 2010 8時間 29分 8時間 42分
中国 2008 9時間 0分 9時間 4分
インド 1999 8時間 54分 8時間 40分
南アフリカ 2000 9時間 12分 9時間 30分
OECD 平均   8時間 15分 8時間 24分

OECD(経済協力開発機構)の国際比較調査(2011年)

OECD(経済協力開発機構)が2011年に行った国際比較調査のうち、各国の15歳~64歳までの男女の睡眠時間を比較すると、日本人は男性・女性ともに睡眠時間がとても短いことがわかります。

また、別のデータから日本睡眠学会が試算した結果によると、こうした睡眠不足による経済的損失(生産性の低下、欠勤、遅刻、早退、交通事故や産業事故の発生、医療費の増加など)は、年間約5兆円にも登っているとされています。

景気の悪化が続いている中、睡眠時間を削ってまで一生懸命働いているはずが、実は睡眠不足が大きな損失にもつながっているという皮肉な結果が垣間見えています。

参考:『睡眠不足の影響

睡眠満足度のデータ

睡眠に不満を持つ人の割合(平成24年,20歳以上対象)
全体 14.9%
20~29歳 16.9%
30~39歳 21.6%
40~49歳 23.0%
50~59歳 17.4%
60~69歳 10.4%
70歳以上 7.9%

厚生労働省健康局「国民健康・栄養調査報告より

このデータは、睡眠での休養が「あまりとれていない」又は「まったくとれていない」と回答した人の割合、つまり睡眠に何らかの不満や問題を感じている人の割合を示すデータでもあります。

30代前半から~40代後半までの数字が突出しており、特に40歳台ではおよそ5人に1人が睡眠に不満を持っていることがわかります。
忙しい勤労世代の睡眠時間が不足していることが伺えます。

また、睡眠満足度の低い30代~40代では、平均睡眠時間も全年齢の中で最も短いことから、睡眠時間の長さが睡眠満足度にも関係するということの裏付けにもなります。

ところが、実際に十分に睡眠が取れているかどうかは、睡眠時間の長短だけでなく、睡眠の深さや質によっても異なります。
短い睡眠時間でも、効率的な睡眠が取れている場合は睡眠満足度は高くなるし、逆に長時間眠っているのに睡眠が浅いなど、睡眠の質に問題がある場合は、睡眠満足度は低くなります。

睡眠の質を高めるには、『快眠のためのコツ』を参考にしてみてください。

その他の睡眠データ

ライフステージ別睡眠時間
  平均 子供のいない夫婦 子育て中の夫婦総合 就学前の末子がいる夫婦 小学生の末子がいる夫婦 中学生の末子がいる夫婦 高校生の末子がいる夫婦
男性 7時間44分 7時間57分 7時間21分 7時間27分 7時間17分 7時間17分 7時間12分
女性 7時間20分 7時間32分 7時間07分 7時間33分 7時間01分 6時間37分 6時間28分

子供がいない夫婦と子育て中の夫婦では、平均睡眠時間に26分の差があることがわかりました。
子育て中の夫婦のライフステージ毎の睡眠時間の比較では、就学前(幼児期)の子供がいる夫婦が睡眠時間が短くなるかと思いきや、高校生の子供がいる夫婦が最短となっています。
これは、高校生のいる親の平均年令が年代別で睡眠時間の短い40代前半~50代前半に当たるケースが多いためと思われます。


■男女の睡眠差
女性は男性よりも早起き
曜日別の平均起床時間の男女差を見ると、男性の平均起床時間が6時46分なのに対し、女性は6時28分。
出社時間が男女で概ね同じ事を考慮すると、女性は化粧などの身支度に時間がかかるため、男性よりも早起きの傾向にあることが推測される

就寝時間は平日~土曜日は女性が早く、日曜だけ男性が早い。
平均就寝時間は平日が23時15分、土曜日が23時17分、日曜日が23時6分。


■曜日別の睡眠時間
曜日別の睡眠時間では、平日が7時間31分、土曜日が8時間02分、日曜日が最も長く8時間16分。
多くの人が、平日の睡眠時間の不足を土日の休日に補って長く眠っていることが見て取れます。


■時代よる睡眠時間の推移
昭和61年と平成23年の睡眠時間を比較すると減少傾向にあり、昭和61年は男性は7時間56分、女性は7時間39分だったのに対し、平成23年には男性7時間46分、女性で7時間33分となっています。

睡眠が足りていないと感じる原因

『朝が起きるのが辛い』
『日中ボーっとして眠たい』

こうした症状を感じるのは、『睡眠時間が短い』せいではなく、『睡眠の質』に問題があるせいかもしれません。寝付きが悪い、眠りが浅いなど睡眠の質が悪いと、睡眠効率が下がり、何時間眠っても、次の日に寝不足のような症状が現れやすくなります。

朝の目覚め方に問題があるかも
夜の睡眠の質の良し悪しは、実はその日の朝の目覚め方に大きく左右されます。

朝目覚めるとき、太陽の光を浴びていますか? 太陽光を浴びると、以下のような効果を得られます。

  • 脳内に『セロトニン』が分泌され、スッキリ目覚めることが出来て、日中も眠たくなりにくい。
  • 体内時計』がリセットされて、生活リズムが安定しやすい。
  • 睡眠ホルモン『メラトニン』が分泌されやすくなり、夜の寝付きや睡眠の質が良くなる。

朝は忙しく時間が無い人や、部屋に太陽光が差し込まない人、太陽光の紫外線が気になる人には光目覚ましintiがお勧めです。

光目覚ましIntiは、太陽光を擬似的に表現した、光で起きるタイプの新しい目覚ましで、強く明るい光が自動的に照射されるため、日光浴と同じような効果が期待できます。
81%の人が朝が楽になったと回答した光目覚ましinti(インティ)


★次のページでは『8.『理想の睡眠時間』の結論』をご紹介します。

photo credit: 2013-03-15 14.14.54.jpg (license)



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