不眠症の原因

最近では、日本人の5人に1人は何らかの形で不眠症の症状を抱えてると言われています。
多くの現代人が悩む、不眠症の原因とは何でしょうか?

1.疾病が原因の不眠

まず不眠の原因の一つして挙げられるのが、うつ病や自律神経失調症などの疾病が原因で起こる不眠症です。
代表的な疾病として、うつ病が考えられます。

うつ病患者の多くは不眠症に陥ると言われています。
その原因は、睡眠を促すホルモンであるメラトニンという物質の生成に欠かせない、セロトニンという脳内物質(または神経)がうつ病患者には不足しているためであると言われています。
うつ病になると、睡眠に欠かせないホルモンの生成がうまくできないため、多くの場合不眠症となってしまうのです。

うつ病と不眠症の関係について、詳しくは『不眠とうつ病の関係』をご覧ください

2.アルコールが原因の不眠

俗説的には、アルコールは睡眠を促すものとして考えられてきました。
しかし実は、アルコールの摂取は不眠症の原因になると考えられています。

摂取したアルコールが、『脳幹網様体賦活系』という脳内の組織に作用することで、同組織の働きを抑制します。
この『脳幹網様体賦活系』と言われる部位は、人の覚醒させる働きを持っており、その働きがアルコールによって抑制されることにより、眠たくなるのです。

しかし、それと同時に、通常の睡眠で起こるレム睡眠も抑制されてしまうと考えられています。
レム睡眠が抑制されることにより、『睡眠の質』が変化し、眠りが浅いと感じたり、長い時間眠っても疲れが取れなかったり、といった不眠の症状が現れることがあると言われています。

3.ストレスや悩みが原因の不眠

強いストレスや悩み事が原因で不眠になるともいわれています。
現代の社会人の多くは、日常的に強いストレスに曝されていると言われています。
仕事上での人間関係や契約などに対するプレッシャーなど、強いストレスを受けると、不眠症の症状が現れることがあります。

「仕事をして、体は疲れているのに眠れない」
と感じる方は、不眠症を疑ったほうが良いかもしれません。

また、親しい人が亡くなったり、事故にあったりするなどして、強い恐怖や深い悩みを抱えた場合も同様に不眠の症状が現れることがあります。

4.生活環境が原因の不眠

よく「枕が変わると眠れない」などという話を耳にしますが、それも一種の生活環境の変化による不眠であると言えます。
住んでいる場所が幹線道路の横にあり、深夜も車の音がうるさい、一緒に寝ている人のいびきがうるさい、などといった騒音によるもの、
引っ越しをしたり、旅先などの慣れない環境で落ち着かない、仕事が変わって、生活習慣が変わり、眠りに就く時間が変わった、など、様々な原因が当てはまります。

不眠の対策

様々な原因により、多くの現代人が悩む不眠ですが、その対策方法も様々です。
深刻な場合は一人で悩まず、医師へ相談して、正しい治療を受ける必要があります。
とはいっても、深刻さの度合い、眠りに対する満足感などは、個人による感じ方が大きく異なり、外からの判断が難しいのも不眠症の治療を困難にする一因でもあります。

不眠の対策について、詳しくは『不眠症の種類別対策』をご覧ください


★次のページでは『不眠症が体に及ぼす影響』をご紹介します。



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