加齢臭の対策の中でも特に重要な対策に、抗酸化物質の摂取があげられます。抗酸化物質には加齢臭の原因となる活性酸素を抑える作用があるからです。抗酸化物質の中でも特に高い抗酸化作用をもつ「アスタキサンチン」をご紹介します。

加齢臭の原因となる活性酸素ついて

加齢臭に悪影響を与える活性酸素は一重項酸素、スーパーオキシド、過酸化水素、ヒドロキシラジカルなどで構成されています。中でも、一重項酸素は加齢臭の発生に強い影響を与える物質です。

そもそも活性酸素とは、人が呼吸することで取り入れている酸素の一部が体内で化学反応を起こして変化した物質で、人体に一定量が必ず存在しています。また活性酸素には殺菌や消毒、血管の血流確保、排卵や受精を促すなど、体に良い作用もあり、必ずしも悪ではありませんが、増えすぎてしまうと加齢臭を悪化させてしまうのです。

加齢臭が活性酸素で悪化する流れは、おおまかに、

  1. 体内に活性酸素が増えると過酸化脂質が増加する
  2. 過酸化脂質により9-ヘキサデセン酸の酸化が促進される
  3. ノネナール(加齢臭の原因物質)が発生する

体内に活性酸素が増えることで、加齢臭の原因となるノネナールも増加してしまうのです。このことから、加齢臭発生の根本原因となる活性酸素の発生を抑制することが出来れば、ノネナールも抑制することができ、加齢臭の対策につながると考えられます。

活性酸素が増えてしまう原因

日常生活の中で活性酸素を発生させる原因となるのは次のようなものです。
電子機器
スマートフォン、パソコン、テレビ、電子レンジなど
食事
揚げ物、油モノ、ジャンクフード、お菓子など
生活習慣
ストレス、タバコ、アルコール、ダイエット、睡眠不足による悪影響、激しい運動、慢性疲労など
化学物質
化粧品、医薬品、殺虫剤など
情動の変化
ショック、恐怖、悲しみ、驚き、怒り、痛みなど
その他
放射線、紫外線、病原体、CT検査、レントゲンなど

こうして見てみると、スマホをはじめとした電子機器は常に身の回りにあり、食事もファストフード、会社では人間関係のストレスにまみれて、ストレス解消にはタバコやアルコールもやめられません。私達の周りには、活性酸素が増えやすい要因が蔓延していたのです。

活性酸素を抑制する抗酸化物質とは

現代社会では誰もが活性酸素にまみれて生活をしており、加齢臭が悪化することはある意味必然といえますが、活性酸素に対抗する数少ない手段の一つが抗酸化物質です。

抗酸化物質は体内に発生した活性酸素を除去する働きを持つ物質のことで、体内で作られる抗酸化物質の量を増やすことで、相対的に活性酸素の量を減らすことが期待できるのです。

アスタキサンチンとは

アスタキサンチンとは抗酸化物質の一種で、活性酸素を抑制するのに高い効果が見込める物質です。

アスタキサンチンは、活性化酸素の中でも特に加齢臭の原因となる「一重項酸素」を除去する力が強いため、いくつかある抗酸化物質の中でも、加齢臭の抑制には特に強い作用を持つ物質であるといえます。

甲殻類に豊富に含まれる
アスタキサンチンは人体では合成できない物質で、カニやエビなど甲殻類に含まれています。アスタキサンチンそのものは赤色の天然色素のことで、赤色の甲殻類に多く含まれていますが、サーモン(イクラにも)や真鯛のように、エビなどを捕食する魚にも含まれています。

アスタキサンチンの持つ抗酸化作用は、加齢臭の抑制だけでなく健康面でも様々なプラスの効果を発揮します。例えば、アンチエイジング、アレルギーの抑制、筋肉疲労軽減、メタボ対策などです。アスタキサンチン入りの食べ物を積極的に食べることで、加齢臭だけでなくいろいろなメリットが期待できるのです。

また抗酸化物質についてまとめた記事もありますので、興味のある方は是非「加齢臭と抗酸化物質」を参照ください。

photo credit :Louis K