インフォームド・コンセント(informed consent)とは、 日本語で「十分な説明と同意」などと訳される言葉で、 医師と患者の間で交わされるもので、医師は患者に対して治療内容や方法・方針、その効果やリスク、副作用、治療後の経過などについて、正しくわかりやすく説明を行った上で、患者に治療の同意を得る、という考え方です。

インフォームド・コンセントとは

美容外科手術など、医療行為は総じて専門的な言葉が並び、一般の人にはわかりにくいものです。
しかし、かと言って、医師に進められるがままになんとなく手術を受けて、その結果が思わしくなかった、ということではどうしようもありません。
こうしたトラブルを防ぐためにも、医師は起こり得ること(リスクや副作用を含め)を"正しく"かつ"わかりやすく"患者に説明する義務があり、また、患者もそうした情報を正しく理解する姿勢で医師と向き合う必要があります。

美容整形手術は病気を取り除くものではなく、「美しくなりたい」という美的欲求に基づき行われるものです。
ただ、難しいことがわからない、早く済ませたい、など、不明な点や不安な点などが解消しないまま手術を受けてしまう人もいるようです。
手術をするクリニック側も手術を受けてもらうことで商売が成り立つので、リスクや副作用など、患者が怖がったりするようなことはあまり詳しく説明したがらない傾向にあると言われていますが、こうした医師の説明不足や患者の理解不足から術後にトラブルを抱えるケースが後を絶たないと聞きます。

このような無用なトラブルを回避するため、インフォームド・コンセントという概念は非常に重要であり、医師側にはインフォームド・コンセントを徹底する努力義務が課せられています。
また、患者側も自己の身を守り、満足の行く手術の結果を得るためにも、十分に納得の行くまで説明を受ける姿勢が望まれています。
インフォームド・コンセントは医師と患者の両方がしっかりと向き合う事で、初めて成り立つものなのです。

インフォームド・コンセントとセカンドオピニオン―

医師からどんなに詳しく説明してもらっても、十分に納得ができない、どうしても不安が拭えない、という時には別の医師に相談して意見を聞くこと(セカンドオピニオンを求める)ができます。
特に、美容整形手術の場合、その性質上、家族や友人など、周りの人に相談したり、医師の話を一緒に聞いてもらったりすることがしにくいものです。
そうしたときは、別のクリニックでもカウンセリングを受けるなどし、セカンドオピニオン(第二の意見)として活用し、 手術を受ける前に出来る限り多くの正しい情報を得て、リスクなども含めて、納得ができるようであれば契約に進みましょう。