脳内の神経伝達物質セロトニンは、ストレスへの強い耐性があり、心身の健康に欠かせない物質です。不足すると落ち込んだり、イライラ怒りっぽくなったりします。現代人はセロトニンが不足し勝ちですので、カラオケで楽しくセロトニンを増やす方法をご紹介します。

カラオケでセロトニン神経を刺激する

歌を歌うときは、息を大きく吸い込んでマイクに向かって大きな声を出します。日常生活の中ではここまで大きく呼吸を繰り返す機会は中々ありません。脳内にはセロトニン神経というセロトニンが合成される場所があります。セロトニンは無意識で行っている脈拍や呼吸など、生命維持に欠かせない動作を行うために働きます。

そのため、カラオケで大きく息を吸ったり吐いたりと呼吸を繰り返すと、その刺激がセロトニン神経に伝わり、セロトニン神経が活性化してセロトニンの合成が促進されるのです。

一定のリズムの呼吸が効果大
音楽はどのようなジャンルでも、ある程度テンポが一定で曲が構成されますから、息を吐いたり吸ったりする呼吸のリズムも一定になりやすく、この一定のリズムでの繰り返す呼吸がセロトニン神経への刺激には理想的なのです。

腹式呼吸でさらに効果的に

カラオケ上級者ともなると、腹式呼吸で歌を歌う人が増えます。実はこの腹式呼吸はセロトニンを増やす効果をさらに上げてくれる呼吸法です。

通常行う胸を使った呼吸は胸式呼吸といい、横隔膜を押し下げて肺に空気を取り込む呼吸法です。一方、腹式呼吸は、お腹の筋肉を意識して呼吸を行い、息を吸うことよりも吐くことをより意識した呼吸法です。

人は無意識でも息を吸いますが、腹式呼吸は意識的に行う呼吸法であり、『意識して一定のリズムで呼吸を行う』ことこそが、セロトニン神経を刺激して、セロトニンの合成を促進してくれるのです。

日常生活でも腹式呼吸
日常生活のなかでも、空いた時間などに椅子に座って腹式呼吸などをすることでセロトニンを増やすことができます。『仏教の座禅』のように、精神統一をして腹式呼吸をすればストレスの解消にも効果があります。

詳しくは『セロトニン呼吸法』をご覧ください。

リズムに乗って歌う

音楽のリズムは和洋さまざまなリズムがありますが、曲ごとのリズムはある程度一定になっています。曲のリズムに合わせて、手や足、体もリズムを刻むとセロトニン神経への刺激となります。

セロトニン神経は一定のリズムで刻まれる運動、呼吸や脈拍、歩行、咀嚼などに呼応して働く神経です。音楽に乗って体もリズミカルに揺らしながらカラオケをすれば、セロトニンの合成を促進することができます。

リズムに乗って行う運動は、カラオケの他にも色々ありますので、自分に合った方法を探して、楽しく運動しながらセロトニンを増やすのがおススメです。

詳しくは『リズム運動でセロトニンを増やす方法』をご覧ください。

ストレス解消

日本では全国どこにでもカラオケがありますし、歌を歌うということは老若男女問わず誰でも気軽に楽しめるレクリエーションです。リズムに乗って歌を歌うことは、セロトニンを増やす効果が期待できますい、大声で好きな歌を歌えばストレスの解消にもなります。

ストレスは、現代社会でセロトニン神経を減弱させて、セロトニンを不足させてしまう最大の敵です。気軽にストレスが解消できるカラオケは、気軽にセロトニンを増やせる手っ取り早い方法でもあるのです。

ヒトカラがおススメ

最近1人でいくカラオケ『ヒトカラ』を楽しむ人が増えています。カラオケは大人数でいくと、自分の番が中々回ってこないですし、人前では大声で歌うのが少し気が引ける人もいるでしょう。また、アニソンや演歌などマニアックな歌、尺の長い歌、洋楽、他の人が知らない歌など、人前では歌いにくい歌もあります。

ヒトカラは順番待ちの時間がありませんし、人の目を気にせず、好きな歌を好きなだけ歌うことができるため、カラオケによるセロトニンを増やす効果を最大限に活かすことができるのです。

セロトニン神経は、30分程度のリズム運動で活性化されると言われていますので、ヒトカラを30分程度楽しめばセロトニンを増やすことができます。

photo credit: kentonlrussell Star | Nikon 28-80mm + Nikon d3100 (license)