うつ病は脳と心、そして体の病気です。
うつ病の症状は、精神面に現れる症状と身体面に現れる症状があります。

うつ病の精神的な症状

  • 気分が落ち込む、くよくよしている
  • 悲しい、寂しい、むなしい
  • イライラする、焦る
  • 喜びなどの感情が湧いてこない
  • 頭がぼーっとする。集中力がない
  • やる気がおきない
  • 人に会いたくない、外に出たくない
  • 死にたくなる、自殺を考える、実際自殺しようとする

うつ病の身体的な症状

余り知られていませんが、うつ病には身体に現れる症状もたくさんあります。

  • 不眠症、眠りが浅い、寝つきが悪い
  • 疲れがとれない、体がだるい
  • 食欲が極端に増える、または減る
  • 頭痛や肩こり、首の痛み、体の痛み
  • めまい、立ちくらみ、耳鳴り
  • 吐き気、腰痛、便秘になる
  • 息が苦しい、動悸、息切れ

うつ病の症状として、このような症状がよく現れます。
ひとつよりも複数以上の症状が組み合わさることが多いようです。
こういった症状が複数同時に現れる場合は、一度精神科やメンタルクリニックなどに相談に行くことをお勧めします。
また、ご自身だけでなく、ご家族や身近な人などにこのような症状が見受けられる場合は、それとなく診察を勧めてみたほうが良いかも知れません。

特にうつ病の身体症状は、あまり広く知られていないため、軽視されたり見逃され勝ちです。
気分の落ち込みなどと同時に、体の疲れや痛みなど、何らかの身体症状が生じた場合は要注意です。

うつ病の症状の進行具合

うつ病は、治すことの出来ない病気ではありません。
正しく医師の診断を受け、適切な治療を受ければ8割方の人に効果があると言われています。
ただ、精神の病気であるという性質上、言い出しにくかったりして診断を受けるのを敬遠したり我慢してしまう人が多く、結果として病状が深刻になってしまうケースがあるようです。

うつ病も他の病気と同じように、放置しておくとその症状は悪化していきます。
症状の進行は一般的に以下のような形で進んでいくと言われています。

  1. なんとなく体がだるく、疲れが取れない、と感じるようになる。
  2. 食欲がなくなり、眠れなくなり、焦燥感を感じて仕事が手に付かなくなる。
  3. うまく行かない自分が嫌になってくる、自分を責める、体重が減る、朝がつらい。
  4. 何でもかんでも自分のせいにするようになり、自責の念に囚われるようになる。
  5. 自分などいなくなったほうがよい、と考え出す。
  6. こんなにつらい思いをするなら死んだほうがましだ、と考え出す。

どんな病気でも、悪化してから治すよりも、初期の段階で治療したほうが治しやすいことに変わりはありません。
うつ病も我慢して悪化してからでは、治すのに多くの時間が掛かったり途方もない努力が必要になったりします。
一番良いのは、日ごろより、病気を未然に防ぐ『予防する』と言うことです。

うつ病の予防とセロトニン

うつ病は主に体の内面に変調を来たす病気で視認しにくいため、早期発見が難しい病気です。
しかし、うつ病の予防が不可能なわけではありません。

うつ病の発症には、日常生活の中で生じるストレスと、それに伴うセロトニンノルアドレナリンという脳内の神経伝達物質の働きが深く関わっていることが分かってきました。

うつ病の発症プロセスの一つとして、継続してストレスを受け続けた結果、セロトニンやノルアドレナリンの働きが衰えて、意欲や活力が減退することで、うつ病になっていくと言われています。

ということは、日ごろからセロトニンを鍛えれば、うつ病は予防できるかもしれません。

うつ病の主原因はストレスや、ストレスによってセロトニンやノルアドレナリンが不足・欠乏することであると考えられています。
であれば、日ごろからセロトニンが不足することを防いで、充実させてあげればうつ病を予防して、元気な生活を送ることが出来るのではないでしょうか。

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